日本経済新聞「2024年3月2日」を読んで

本日発刊の日本経済新聞、NIKKEIプラスから気になった記事を幾つか。

本誌より
1面
データで読む地域再生
「埼玉、空き家3割解消  民間と連携、撤去・再生急ぐ」
寄稿:田崎陸氏
全国で問題に買っている「空き家問題」。特に老築や破損などの管理状態の悪い空き家は全国で100万戸に上るそうだ。
その解決策として各自治体が条例で所有者に処理を勧めたり企業と連携して解体・リノベーションを行っているそうだ。
2018年時点で使用目的のない空き家が全国で350万戸、全住宅の5%。
その3割が前出の問題を抱えている。
これを解体や再利用に向けて処理できたのは各都道府県平均で16.7%。
中でも埼玉県は全国平均を上回る30.3%。
埼玉県所沢市では空き家の適正管理の条例をもって空き家の所有者に助言をし、時には「命令」など強制力を持った指導をしている。
埼玉県横瀬町では民間と連携して売却や貸し出しを後押ししている。
その他の地自体でも企業と連携して解体や売却を進めているようだ。
しかし、私が気になったのは連携して3面に掲載されている
きょうのことば「空き家対策特別措置法」に載っていたデータ。
所有者が空き家をそのままにしている理由だ。
1位が「物置として必要」約60%
2位が「解体費用をかけたくない」約47%
3位が「更地にしても使い道がない」約37%
4位が「好きな時に利用・処分できなくなる」約34%
5位が「住宅の質が低い」約31%
つまり、空き家のままにしている理由は
「古くなった家だから売ってしまいたいが売れない。更地なら売れるかもしれないが解体の費用が無い。その位なら物置として使おう。
ではないか。
つまり、物置に使うなら住宅としての機能は無くても十分。
住宅として使うなら費用が多額になるから出来ないが物置程度なら低額で済み、借りてくれる需要に答えられるのではないか?
私にも住んでいない平屋がある。
住宅としては機能しないし、水道や光熱周りに回収が必要だ。
しかし、”雨風をしのげる大きな物置”としては十分。
近い内に親戚の大工さんに格安で改修出来ないか相談してみよう。
「ぼろ戸建て投資」ならぬ「ぼろ物置投資」だ。

7面
向き合う「40周年記念ライブで歌披露」
寄稿:歌手・タレント 堀ちえみさん
前回に引き続き、堀ちえみさんの舌癌のステージ4からの再起を綴った記事。
切除した舌の再生医療からリハビリ、仕事への復帰を語ってくれている。
中でも感動したのは歌の仕事への復帰過程だ。
舌の6割を切除した状態から日常会話をするにも困難があったろうに、そこから「歌う」とは。
最終目標を「みなさまの前で歌うこと」と設定。
そんな中、不安を抱えて次女さんとカラオケルームに行ったエピソード。
母を気遣って歌い続ける次女さん。
勇気をもって歌いだす堀ちえみさん。
本人評で”仕事で歌える状態ではない”としながらも次女さんは「すごい!歌えるじゃん」と喜んでくれた。
どれほど力になったろうか。
その約4年後、記念のライブで25曲を披露。
「生きててよかった」と自然に言葉が出てくるほど。
最後に綴ってくれた言葉に力を感じた。
「生きているがぎり、不可能はない」

19面
マネーのまなび「日米株高、運用資産を点検」
寄稿:阿部真也氏
今話題の日本、アメリカでの株式相場の上昇が記事の内容。
運用に肝心なことは長期・分散・積立であること、そのために必要な運用資産を各年代別に紹介してくれている。
内容はよくわかるのだが、私自身20年ほどの投資経験の中で「資金管理」の難しさを実感している。
投資は「欲」との戦いだ。
増やしたい、減らしたくないの狭間でもがく。
ぜひとも若い人には心に留めておいて欲しい。
投資をする際、一番必要な事は「時間」なのだ。
知識や手段、テクニカルなど煌びやかな部分に気持ちが惹かれるのはわかるが、私自身が投資をしていて一番力になったのが「長い時間投資をし続けている事」なのだ。
もちろん、間違った方法で投資していたり、良くない投資商品に投資していてはいけないのだが、
今流行りの”インデックス”や”高配当”なら時間を味方にしてより良い投資結果を得ることが出来る。

NIKKEIプラスより

5面「日経生活モニター会議」
”名前を覚えるコツ”
私も人の名前と顔を記憶し一致させるのが苦手だ。
読者(日経生活モニター登録者)からの回答で多かったのが「初対面の時に名前の由来や会話を印象として記憶し、名刺やカレンダーに記載して覚える」などだった。
確かに、最初の対面でお話の内容がその人を記憶に残すきっかけになっていることが多い。
私も頂いた名刺の裏にその際の事(会話の内容やメガネの使用、趣味等)を記載して覚えるようにしている。
頂いた名刺を汚すようで最初は気が引けたが、「相手をうろ覚えする」方がよほど失礼。
そう思って記載するようにしている。

12面
すっきり生活「撥水スプレー、掃除の時短に」
寄稿:住生活ジャーナリスト 藤原 千秋氏
汚れが付きやすく、カビやぬめり取りなど厄介な掃除が増える水回りの掃除にヒントとなった。
要は水回りの汚れ防止に「住居用の撥水剤」を使ってみては?との内容だ。
私の家ではお風呂掃除は私の役割となっている。
改装後、14年ほどたっている我が家のお風呂はまあまあ綺麗に保たれている方だと思う。
これは家内がきれい好きだという事、かつては水回りを販売している企業に勤めていた経験があることが由来している。
なので水回りがどうして汚くなってしまうのか、何が大切なのかを教えてくれているのだ。
まず言われたのが「水分を残さない」だ。
お風呂に水分を長く残すと「黒カビ」などの温床になる。
それを無くすため、私が最後にお風呂に入った際は上がり際にT字水切りで浴室内の水分を排水溝に流すのだ。
また、私が最後ではないときは翌朝、同じようにT字水切りで水分を切った後に軽くタオルで拭き上げる。
これだけでお風呂掃除は1~2か月程度できれいに保てる。
また、黒カビの除去だが市販のカビ取りだけではなかなか難しい。
まずは黒カビに「熱」を与えてからカビ取り剤を使うようにしている。
最初のころは給湯温度を最高(我が家では60度)にして黒カビにシャワーなどを使って20秒程度当てる。
その後、カビ取り剤を吹きかけ時間を置き、改めて掃除をするのだ。
これで大抵の黒カビは消えてなくなる。
ただ、高温シャワーをかけるのが多少面倒。
そこで昨年購入した新兵器が「スチーマー」だ。
某ホームセンターに立ち寄った際、”見切り品コーナー”に箱なしでほったらかしになっている商品を見つけた。
付属している説明書には”スチーマー”とあったが、何に使うのかは分からないまま、
「これはお風呂掃除に使える!!」
と、格安で購入。
早速お風呂掃除に使ってみたが、思惑通り。
ほんの数秒当てるだけで、効果抜群!
ほとんどの黒カビが消えてしまう。
長年手を焼いていたお風呂の窓枠(ガラスとサッシの間にあるビニールのシール?)の黒カビをとってやろうとスチームを使用。
さあ、消えてなくなれとガンガンスチームを当てていると…
「ピシっ!」
音を立ててガラスにひびが!
耐熱ガラスではない事と、寒空の下、温度差を与えてしまったことが原因か?
修理代に3000円かかってしまったが、いい勉強になった。

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